リクガメ飼育を助ける人工フード!新鮮な野菜を準備できない時など助かります。
ところで皆さんは原材料を確認してフードを選んでいますか?
今回は主なリクガメフードの解説なども交え、原材料をメインに紹介し、最適な栄養バランスで健康的なものを選びたいと思います。
その前に、前提条件としてリクガメの食性と最適な餌について説明しますのでご覧ください。
早くフードの説明を読まれたい方は目次の『リクガメフードの比較』からお読みください。
リクガメの食性
リクガメは現在42種います。(書籍や学者によって誤差があります。)
42種全てを説明することは割愛しますが、
大まかに分けると生息域によって以下3タイプに分かれます。
・砂漠・乾燥地帯性のリクガメ
・半乾燥半湿潤の温帯性のリクガメ
・高温多湿の熱帯多雨林性リクガメ
この生息環境の違いによって食性がほぼ分かれてます。
砂漠・乾燥地帯性リクガメ
ケヅメリクガメ(植物食:イネ科植物、多肉植物)
ヒョウモンリクガメ(植物食:草木や草食動物の糞など)
パンケーキガメ(草食)
アナホリゴファーガメ(植物食:草や果物)
テキサスゴファーガメ(植物傾向の強い雑食:植物+昆虫や動物死骸)
ノコヘリヤブガメ(3種)(植物食:多肉植物や地衣類)
シモフリヒラセリクガメ(2亜種:キタ-、ミナミ-)
半乾燥半湿潤の温帯性リクガメ
チチュウカイリクガメ(完全植物食)
・ギリシャリクガメ(非常に多くの亜種)
・ヘルマンリクガメ(3亜種:ニシ-、ヒガシ-、ダルマティア-)(マメ科を好む)
・ヨツユビリクガメ(4亜種:流通するのはカザフスタン-)
(別名ロシアリクガメやホルスフィールドリクガメと呼ばれる)
・フチゾリリクガメ(2亜種:ペロポネソス-、オオ-))
インドホシガメ
ソリガメ
ホームセオレガメ(雑食性:ミミズや昆虫など)
ベルセオレガメ(雑食性:果実、きのこ、地衣類、昆虫、巻貝など)(4亜種)
チャコリクガメ(多肉植物)
高温多湿の熱帯多雨林性リクガメ
アルダブラゾウガメ
アカアシガメ(雑食:植物食+昆虫や死骸など)
キアシガメ(雑食:植物食+死骸や陸棲巻貝など)
ビルマホシガメ
エロンガータリクガメ(雑食:植物食+陸棲巻貝や動物死骸、昆虫など)
エミスムツアシガメ(2亜種:スマトラ-、ビルマ-)
ベッコウムツアシガメ(偏食:きのこなどの菌類や竹の若い芽)
このように分けてみますと
比較的乾燥地域のリクガメは草食傾向で、湿潤地域になるにつれ雑食傾向です。
飼育するためにはこの食性をよく理解しておかなければ体調不良や病気などを引き起こします。
リクガメのベストなご飯
『カルシウム・リン比』と『シュウ酸の量』
リクガメにとって最も重要な栄養バランスの一つがカルシウム・リンの比率です。
獣医学的にカルシウム(Ca):リン(P)=4 ~ 5:1の割合が良いとされてます。動物の体内ではその割合を一定に保とうとする働きがあります。
仮にカルシウム比の少ない食事をすると、先程の比率を維持するために骨や甲羅などを分解してまでカルシウムを補うようです。これでは本末転倒です。
雑食もいますが基本は草食の彼等に、この比率を供給するには高いカルシウム量と低いリン量を含む野菜を主食にする必要があります。
またシュウ酸は体内でカルシウムと結びつき吸収を阻害するので、シュウ酸を含まない食材を選ばなければなりません。
主食に適している植物
ミネラル(カルシウムなど)ビタミン、繊維質が豊富かつ
タンパク質、脂質、糖分が乏しいもの
市販
小松菜、チンゲンサイ、モロヘイヤ、シュンギク、ダイコンの葉、カブの葉、桑の葉など
野草
タンポポ、オオバコ、クズ、ハコベ、ノゲシ、クローバー、ムラサキツメクサ、カラスノエンドウ、ナズナなど
野草はカルシウムとリンの比率がよく、ミネラルと繊維質が豊富です。
排気ガス、除草剤、殺虫剤などの影響がないと判断できるものを与えましょう。
主食にしてはいけない植物
キャベツ・ブロッコリー(アブラナ科の野菜には甲状腺腫を誘発する恐れのある物質が多く含まれている)レタス・きゅうり・トマト(カルシウムとリンの比率が悪い)バナナ・イチゴ・ブドウ・リンゴ(糖分が多くカルシウムとリンの比率が悪い)
※キャベツなどは気分転換として、トマトはケヅメリクガメの水分摂取の手段として、果物はリクガメ導入時の餌付け手段として有効なので場合を見て判断してください。理想はこれらの植物に頼らないことです。
食べさせてはいけない植物
市販:ほうれん草(シュウ酸を多く含む)
野草:排気ガス、除草剤、殺虫剤の影響を受けたエリアのもの全て
トリカブト、ヒガンバナ、ドクゼリ、タケニグサ、アジサイなど全ての有毒植物
生食材の確保が難しい時
リクガメ飼育では、適した食材の中でなるべく様々な植物を与えることが望ましいとされています。
毎日、最適な野菜や野草、雑食性の種類に関しては昆虫やカタツムリなどを用意することが難しい場合はリクガメフードを併用しましょう。
その日の生食材では補えなかったミネラル・ビタミン・繊維質をフードで補う感覚です。
!!!!注意!!!!
市販のリクガメフードはペットフード安全法による規制対象外なので注意が必要です。
(ペットフード安全法の説明は別の記事にまとめていますので参考にしてください。)
ここまでリクガメにとって最適な食材を学び準備しても、人工フードに好ましくないものが含まれていたら本末転倒ですよね。
次項でリクガメフードの解説していますので参考にしてください。
リクガメフードの比較
できるだけ主食としても使用できそうなものから順に上位に載せました。
選考基準
①カルシウムとリンの比率が理想値(4~5:1)のもの
②着色料、合成保存料、香料など使用していないもの
③原材料に理想な食材が使用されているもの
草食系向けのリクガメフードは雑食系向けのリクガメにも与えれますが、その逆は草食系にとって高タンパクであり、病気などの原因になりますので、この記事では汎用性の高い草食系向けのリクガメフードを中心に説明します。
おすすめNo.1 キョーリン『マルベリックドライ』
原材料
桑葉粉末、小麦粉、エンドウ豆繊維、でんぷん類、ビール酵母、リンゴ搾りかす繊維、濃縮アルファルファ、バナナ、大豆ミール、海藻粉末、モロヘイヤ、小松菜、生菌剤、ビタミン類(塩化コリン、E,C,B5,B2,A,B1,B6,B3,葉酸,D3,ビオチン)ミネラル類(Ca,P,Fe,Mg,Zn,Mn,Cu,I)
※Ca=カルシウム,P=リン,Fe=鉄,Mg=マグネシウム,Zn=亜鉛,Mn=マンガン,Cu=銅,I=ヨウ素
原材料 | 桑葉粉末 | 小麦粉 | エンドウ豆 | リンゴ | アルファルファ | バナナ | 大豆 | わかめ (海藻の例) | モロヘイヤ | 小松菜 |
カルシウム[mg/100g] | 2500 | 20 | 65 | 4 | 14 | 6 | 180 | 77 | 260 | 170 |
リン[mg/100g] | ー | 60 | 360 | 12 | 37 | 27 | 490 | 26 | 110 | 45 |
構成成分 下段は吸水5分後の参考値
粗繊維 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 水分 | 灰分 | カルシウム | リン |
16%以下 | 12%以上 | 1.0%以上 | 1.0%以下 | 15%以下 | 2.0%以上 | 0.4%以上 |
4.1% | 3.1% | 0.3% | 76.7% | 3.9% | 0.5% | 0.1% |
評価ポイント
カルシウムとリンの比率が5:1。これのみでリクガメが求めるCa:P比を実現。
小松菜などの生野菜を切らしても比率は安心できる。
主原料に桑の葉を使用。桑の葉は草食系爬虫類にとって最適な栄養バランスをもつ。
桑の葉は高カルシウム源として重宝する蚕の幼虫(シルクワーム)の主食です。
モロヘイヤや小松菜なども使用して、高繊維質かつ低タンパクの構成。
ペットフードによくあるトウモロコシなどの穀物類の使用を抑えている。
穀物類はカルシウム値は低く、リン値が高い傾向があります。
着色料不使用で、内臓疾患のリスクを抑えています。
懸念点
特に見当たりません。
売り出し特徴
『桑葉ベースの草食性爬虫類フード。高繊維・高保水・低蛋白、植物葉主体の高嗜好性フードです。
草食性爬虫類にとって最適な栄養バランスの桑葉を高配合。モロヘイヤ、小松菜をプラスし、穀類の配合を抑制。エンドウ豆繊維、リンゴ搾りかす繊維を配合し、野草に近い食物繊維。フードと一緒に効率的に水分補給可能なスポンジ構造のペレット。カルシウム:リン比は理想的な5:1で高カルシウム。野菜と同レベルの低タンパク。着色料不使用で嗜好性や風味を向上。ひかり菌が排泄物の匂いを抑制。』
(キョーリンHP参考にし要約)
形状:ペレット状
与え方:『本品に3~5分たっぷり水を吸水させて(エサ1カップに対して水1カップ)与えてください。(重量比はエサ1gに対して水3gです)。草原棲のリクガメには野草や野菜との併用を、森林棲には果実や水棲カメ用フードの適宜併用をおすすめします。』(キョーリンHPより抜粋)
原産国:日本
おすすめNo.2 レパシー『グラスランドグレイザー』
原材料
タンポポパウダー、ソルヴァサノパルパウダー、牧草、アルファルファミール、ハイビスカスフラワー、安定化米ぬか、亜麻仁、ココナッツパウダー、乾燥海藻ミール、炭酸カルシウム、乾燥スイカ、サトウキビ糖蜜、乾燥ビール酵母、レシチン、乾燥昆布、ローカストビーンガム、クエン酸カリウム、リンゴ酸、ローズヒップ、カレンデュラフラワー、マリーゴールドフラワー、パプリカ、藻類ミール、ウコン、プロピオン酸カルシウム及びソルビン酸カリウム(保存料として)、天然フルーツフレーバー、ローズマリーエキス、マグネシウムアミノ酸キレート、亜鉛メチオニンヒドロキシアナログキレート、マンガンメチオニンヒドロキシアナログキレート、銅メチオニンヒドロキシアナログキレート、セレン酵母、ヨウ化カリウム、ビタミン:(ビタミンAサプリメント、ビタミンDサプリメント、塩化コリン、Lアスコルビン酸-2-ポリリン酸カルシウム”ビタミンC”、ビタミンEサプリメント、ナイアシン、ベータカロチン、パントテン酸、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、硝酸チアミン、メナジオン重亜硫酸ナトリウム錯体、葉酸、ビオチン、ビタミンB- 12サプリメント)
原材料 | たんぽぽ | (※)ウチワサボテン | 牧草 | アルファルファ | スイカ | 米ぬか | 亜麻仁 | わかめ (海藻の例) | パプリカ | サトウキビ | ハーブ系 |
カルシウム[mg/100g] | 187 | 164 | 不明 | 14 | 4 | 35 | 210 | 77 | 7 | 35 | 不明 |
リン[mg/100g] | 66 | 16 | 不明 | 37 | 8 | 2000 | 720 | 26 | 22 | 1.1 | 不明 |
構成成分
粗繊維 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 水分 | 灰分 | カルシウム | リン |
30%以下 | 15%以上 | 3%以上 | 8%以下 | 9%以下 | 1.5%以上 | 未記載 |
評価ポイント
繊維質が30%とダントツ多い。
主原料にタンポポやや牧草などの草、ソルヴァサノパルというサボテン類の多肉植物を使用しており、なるべく生息地域に近い餌を使用している。
リクガメと相性の良いハーブ系植物をいくつか使用している。
リンは未記載だが、カルシウムが1.5%以上と高水準である。
懸念点
原材料に含まれるカルシウムとリンの割合はあまり推奨できないが、第一主原料がたんぽぽやサボテン類なのが嬉しいところ。
パッケージにカルシウムとリンの割合が表記されていないので、別のカルシウムの摂取方法が必要である。
売り出し特徴
『葉、草、花を好む、すべてのリクガメ、そしてトゲオアガマなど、植物食の爬虫類のための食物繊維を多く含むゲル・プレミックス。調理の一手間を要しますが、海藻由来の成分でゲル状に固めることで、他のタイプの餌では難しい、消化に適した量の水分を含んだ餌を実現します。』
(商品ラベルから引用)
形状:パウダー状
与え方:耐熱性容器で本製品1に対し沸騰したお湯2〜3(基準は3)の割合で溶かし、室温に冷ましてゼリー状に固めて調理。お好みのサイズにカットし与える。床材などを一緒に誤飲しないように広めのトレーなどに入れたほうが良い。また乾燥しないよう密封容器で冷蔵保存すれば数日保存できる。
(商品ラベルから引用)
原産国:アメリカ
以下は原材料や構成成分のバランスなどで疑問を感じたものになります。
原材料がリクガメの食性に適してませんから個人的にはペットに食べさせたくないです。かろうじてMazuriとスドーのフードは使えますが、他のフードは。。。
Mazuri『トータスダイエット』
原材料
粉砕大豆皮、粉砕トウモロコシ、脱皮大豆粕、粉砕エンバク、小麦製粉副産物、サトウキビ糖蜜、小麦胚芽、乾燥アルファルファミール、第二リン酸カルシウム、大豆油、乾燥ビール酵母、炭酸カルシウム、食塩、dl-メチオニン、塩化コリン、塩酸ピリドキシン、混合トコフェロール(保存料、ビタミンE、クエン酸、ローズマリーエキス)、酢酸d-αトコフェロール(ビタミンE)、酸化マンガン、酸化亜鉛、炭酸鉄、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、硫酸銅、メナジオン重亜硫酸ナトリウム複合体(ビタミンK)、リボフラビン、l-リジン、硫酸亜鉛、硝酸チアミン、ヨウ素酸カルシウム、葉酸、酢酸ビタミンA、亜セレン酸ナトリウム、炭酸コバルト、ビオチン、ビタミンB12補填剤、コレカルシフェロール(ビタミンD3)
主原料 | 大豆 | トウモロコシ | エンバク (オーツ麦) | (※小麦粉) | 小麦製粉副産物 (小麦ふすま) | サトウキビ | 小麦 胚芽 | アルファ ルファ |
カルシウム[mg/100g] | 180 | 5 | 47 | 20 | 不明 | 10~35 | 42 | 14 |
リン[mg/100g] | 490 | 270 | 370 | 60 | 不明 | 1.1 | – | 37 |
構成成分
粗繊維 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 水分 | 灰分 | カルシウム | リン |
18.0%以下 | 15.0%以上 | 3%以上 | 12.5%以下 | 8%以下 | 未記載 | 未記載 |
評価ポイント
有害保存料であるエトキシキンを使用していない。
動物園でも使用されていることが多い。
懸念点
主原料に含まれるカルシウムとリンの比率がそもそも悪く、パッケージにもカルシウム・リン比が記載されていないので不安が残ります。カルシウム強化のために小松菜などの葉野菜を追加しパウダーを添加するべきです。
売り出し特徴
アナホリゴーファーガメ、ケヅメリクガメ、ガラパゴスゾウガメなどの草食性リクガメ用に開発された高繊維質飼料です。
ビタミンおよびミネラルの添加は必要ありません。
他の草食性爬虫類にも使用できます。
天然型ビタミンEを配合、天然由来の抗酸化剤なのでエトキシキン不使用です。
形状:ペレット状
与え方:そのまま与えれます。(体重の1〜4%の量)
原産国:アメリカ(ミネアポリス)
スドー『トータスフード』
原材料
アルファルファ、トウモロコシ、大豆ふすま、各種ビタミン、ミネラル、他
主原料 | アルファルファ | トウモロコシ | 大豆(※) |
カルシウム[mg/100g] | 14 | 5 | 180 |
リン[mg/100g] | 37 | 270 | 490 |
※大豆ふすまの栄養価を調べてもわからなかったので大豆の栄養価を参考にしてくだい。
ちなみに大豆ふすまとは大豆の表皮と胚芽(全体の約20%)の部分になります。
構成成分
粗繊維 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 水分 | 灰分 | カルシウム | リン |
7.5%以下 | 10.0%以上 | 5.0%以上 | 8.0%以下 | 3.0%以下 | 未記載 | 未記載 |
評価ポイント
着色料や甘味料を使用していない。
懸念点
繊維質より、タンパク質が多い構成になっているため、主食にしてしまうと草食性のリクガメにとってはタンパク質を摂取し過ぎてしまいます。
カルシウムとリン比が不明。
主原料のアルファルファ、トウモロコシ、大豆ふすまの栄養価を調べた結果、原材料そのもののカルシウムとリンの比率はリクガメにとって悪いです。
そんな原材料で理想の5:1を実現するには大量のカルシウムが必要ですが、カルシウムを別に添加しているとは考えにくいです。もし実現できているのであればアピールポイントなのでしっかり表記するはずですが、表記されてないので5:1ではない可能性が高いです。原材料表には他の添加物は各種や他という言葉で省略されているので、期待できる量は含まれてないはずです。
以下商品説明
売り出し特徴
『リクガメの健全な成長に必要なビタミン類やミネラル、中でも甲羅や骨格の形成に不可欠なカルシウムを強化しバランスよく配合した専用フードです。内臓疾患や機能障害を起こす恐れのある着色料や甘味料も一切不使用で安心。自然の持つ爽やかな香りだけを残した嗜好性の高いフードです。』
形状:ペレット状
与え方:そのまま使用できますが、必ずカルシウムを補強しましょう。
カルシウムが多くリンが極力少ない葉物を必ず与えたり、
カルシウムのサプリメントを振りかけることをオススメします。
原産国:日本
ジクラ『シロッコ』
原材料
トウモロコシ、大豆粉、小麦胚芽、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、海藻、乾燥バナナ、乾燥マンゴー、乾燥パパイヤ、各種ビタミン、各種ミネラル
主原料 | トウモ ロコシ | 大豆 (大豆粉) | 小麦 胚芽 | アルファ ルファ | 海藻 (わかめ) | バナナ | マンゴー | パパイヤ |
カルシウム[mg/100g] | 5 | 180 (なし) | 42 | 14 | 77 | 6 | 15 | 36 |
リン[mg/100g] | 270 | 490 (なし) | – | 37 | 26 | 27 | 12 | 17 |
構成成分
粗繊維 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 水分 | 灰分 | カルシウム | リン |
18% | 18% | 1.5% | 9% | 未記載 | 未記載 | 未記載 |
懸念点
カルシウムとリンの比率が不明です。
主原料のトウモロコシや穀類は、リンの比率が高いです。
添加物でカルシウムの比率を上げていると思いますが、パッケージに比率の記載がないので理想値ではない可能性が高いです。食事には毎回カルシウムパウダーを振りかけるか、カルシウムが多くリンが少ない葉物を必ず添える必要があると考えられます。
バランスの良い餌を用意しても、人工フードしか食べないようであれば
カルシウム不足、タンパク質過多などが原因の体調不良につながりやすいと考えられます。
着色料、保存料など詳しく表記されていないので健康面で安心できません。
売り出し特徴
高温多湿を好み、熱帯雨林を徘徊しながら、菜野菜が少なく果実や一部動物タンパク質も捕食しているリクガメの適したフード。タンパク質・脂質を少し高め、果物質も強化。
形状:ペレット状
与え方:そのまま使用できますが、必ずカルシウムを補強しましょう。
カルシウムが多くリンが極力少ない葉物を必ず与えたり、
カルシウムのサプリメントを振りかけることをオススメします。
原産国:不明
ジクラ『ギブリ』
原材料
トウモロコシ、大豆粉、小麦胚芽、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、海藻、乾燥バナナ、乾燥マンゴー、乾燥パパイヤ、各種ビタミン、各種ミネラル
主原料 | トウモ ロコシ | 大豆 (大豆粉) | 小麦 胚芽 | アルファ ルファ | 海藻 (わかめ) | バナナ | マンゴー | パパイヤ |
カルシウム[mg/100g] | 5 | 180 (なし) | 42 | 14 | 77 | 6 | 15 | 36 |
リン[mg/100g] | 270 | 490 (なし) | – | 37 | 26 | 27 | 12 | 17 |
構成成分
粗繊維 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 水分 | 灰分 | カルシウム | リン |
19% | 17% | 1% | 8.5% | 未記載 | 未記載 | 未記載 |
懸念ポイント
カルシウムとリンの比率が不明です。
主原料のトウモロコシや穀類は、リンの比率が高いです。
添加物でカルシウムの比率を上げていると思いますが、パッケージに比率の記載がないので理想値ではない可能性が高い。食事には毎回カルシウムパウダーを振りかけるか、カルシウムが多くリンが少ない葉物を必ず添える必要があると考えられます。
バランスの良い餌を用意しても、人工フードしか食べないようであれば
カルシウム不足、タンパク質過多などが原因の体調不良につながりやすいと考えられます。
着色料、保存料など詳しく表記されていないので健康面で安心できません。
売り出し特徴
植物・野菜の代わりになる総合栄養食で、リクガメの健全な成長と健康維持のために必要な植物タンパク質・後腸発酵に大切な食物繊維、ミネラル、ビタミンを豊富にバランスよく配合。中でも甲羅や骨格形成に不可欠なカルシウムやリン・ビタミン類を強化しています。
形状:ペレット状
与え方:そのまま使用できますが、必ずカルシウムを補強しましょう。
カルシウムが多くリンが極力少ない葉物を必ず与えたり、
カルシウムのサプリメントを振りかけることをオススメします。
原産国:不明
ビバリア『リクガメフード』
原材料
トウモロコシ粉、大豆皮、あらびき大豆、あらびきコーングルテン、小麦胚芽、リンゴ繊維、炭酸カルシウム、塩、ビタミンC、乾燥マンゴ、乾燥パパイヤ、乾燥イチゴ、植物油、ビタミンE補助剤、スピルリナ、硫酸銅、D-カリウム、D-ビオチン、他
構成成分
粗繊維 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 水分 | 灰分 | カルシウム | リン |
18%以下 | 19%以上 | 1%以上 | 12%以下 | 未記載 | 未記載 | 未記載 |
懸念点
カルシウムとリの比率が不明です。
原材料はトウモロコシ、大豆、小麦で、リンの比率が高いものです。
添加物でカルシウムの比率を上げていると思いますが、パッケージに比率の記載がないので理想値ではない可能性が高い。食事には毎回カルシウムパウダーを振りかけるか、カルシウムが多くリンが少ない葉物を必ず添える必要があると考えられます。
バランスの良い餌を用意しても、人工フードしか食べないようであれば
カルシウム不足、タンパク質過多などが原因の体調不良につながりやすいと考えられます。
着色料、保存料など詳しく表記されていないので健康面で安心できません。
売り出し特徴
草食性のリクガメ(幼体〜成体)
食物繊維質を強化、腸活動を維持、健全な排便、カルシウムとビタミンD3を配合、サプリメント不要
形状:ペレット状
与え方:基本は生野菜などを主食とし、少し添える程度がいいです。
そのまま使用できますが、必ずカルシウムを補強しましょう。
カルシウムが多くリンが極力少ない葉物を必ず与えたり、
カルシウムのサプリメントを振りかけることをオススメします。
原産国:不明
GEX『リクガメの栄養バランスフード』
原材料
トウモロコシ、大豆ミール、小麦、小麦ふすま、食塩、ミネラル類(リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、コリン塩化物、酸化第一マンガン、酸化亜鉛、ヨウ化カリウム)、ビタミン類(ビタミンA酢酸塩、ビタミンD3、トコフェロール酢酸塩、メナジオン亜硫酸水素ナトリウム、チアミン塩酸塩、ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸、アスコルビン酸-2-モノリン酸、ビオチン、ビタミン、ビタミンB12、Dパントテン酸カルシウム、イノシトール、葉酸)着色料、酸化防止剤、香料
構成成分
粗繊維 | 粗タンパク質 | 粗脂肪 | 水分 | 灰分 | カルシウム | リン |
18%以下 | 19%以上 | 3.0%以上 | 10.0%以下 | 未記載 | 1.0%以上 | 0.5%以上 |
懸念ポイント
カルシウムとリンの比率が適切ではありません。
原材料はトウモロコシ、大豆、小麦で、リンの比率が高いものです。
添加物でカルシウムの比率を上げていますが、理想値は5:1なので、食事には毎回カルシウムパウダーを振りかけるか、カルシウムが多くリンが少ない葉物を必ず添える必要があると考えられます。
着色料、酸化防止剤、香料の具体的名称が記されていないので、安全面で怪しいです。
繊維質よりタンパク質が多い構成なので、消化器系の疾患を発症するリスクがあります。
ギリシャリクガメやロシアリクガメなどの草食系に最適な条件は高繊維・低タンパクな餌です。
売り出し特徴
ギリシャリクガメ、ロシアリクガメなどの飼育に最適。
ビタミン、カルシウム、繊維質などをバランスよく配合したリクガメの毎日の健康食です。
形状:ペレット状
与え方:そのまま使用できますが、必ずカルシウムを補強しましょう。
カルシウムが多くリンが極力少ない葉物を必ず与えたり、
カルシウムのサプリメントを振りかけることをオススメします。
原産国:タイ
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