原材料見てますか?フクロモモンガのフードの選び方!

ご覧いただきありがとうございます。
皆様はフクロモモンガのフード選びに迷われているのではないでしょうか?
ペットフード会社に勤め、ペットフードの勉強をした私が
本記事で
本来の食べているもの
食性に準じたフードの選び方
主なフードの解説
をお伝えします。『オススメはこれ!』などとすぐにお伝えすることもできますが、フード選びの基準や考え方などをきちんと知っていただきたく、このような構成にしました。
毎日のフードは病気の原因にもなり得ます。少しでも選ぶ際の参考になれば幸いです。

フクロモモンガの食性

フクロモモンガはオーストラリア、ニューギニア島などの熱帯多雨林にいます。
ここでは雨季とそうでない時期があり、雨季は一年の内3ヶ月〜4ヶ月程です。
森林での樹上生活で、実は主に昆虫類を食べます
一般的なモモンガの目は顔の横面にあるのですが、フクロモモンガは顔の前面にあります。前面にあることで物を立体的に見ることができ、距離感にすぐれます。これはライオンなどの肉食動物に多いことなのですが、フクロモモンガも肉食動物だったのです。
雑食だから野菜や木の実も食べるんでしょ?と思われるかもしれませんが、
雨季には昆虫の活動が控えめなので獲物をなかなか見つけられません。
そういう時、下の長い前歯で樹皮や果実などを破り、樹液や果汁を食べてしのぎます。
花の蜜なども食べるそうで、主に糖類を摂取していると考えられています。

・基本は昆虫類(動物性タンパク質)
 昆虫類のみだとリンが不足しやすいので昆虫以外のものも必要
・時々、樹液や果汁

食性に準じたフードの選び方

本来の食性を考えると、毎日コオロギやバッタ、幼虫や小さいトカゲ、などを与え、時々、花の蜜や樹液などをあげる方法になりますが、現実的ではないのでこれに準じた選び方をします。

主食
・主な原材料に昆虫類を使用したフクロモモンガ専用フード
・上記がなければ昆虫食動物専用フード(あくまで繋ぎ)
栄養的にはフクロモモンガ専用フードだけで問題ないですが
飽き防止、気分転換、ストレス緩和の意味を込めて+αを入れます。
+α全て毎回、一度に入れる必要はなく、週に1、2回など時々です。)
・生きた昆虫類(注意!与えすぎるとフードを食べなくなる可能性もあります。)
  コオロギ、デュビア、ミルワーム、シルクワームなどは入手しやすいです。
・メープルシロップ(水と1:1で混ぜたもの)
  普段の給水ボトルで与えて大丈夫。衛生上、次の日に交換、洗うこと
・100%果汁ジュース(そのままでOK)
・いちご、柑橘系果物

時々
原材料に植物性のみを使用したフクロモモンガ専用フードがあったり
雑食なので昆虫類と植物性のものを半々で与えるといいとか
様々なフードを混ぜてバランスよく栄養取れるようにしましょう
とか言われてますが、本来の食性から考えると、適してない可能性があります。
基本的に専用フードは総合栄養食というもので、それのみで必要な栄養が摂取できるものです。
必須栄養の量に合わせて原材料のバランスが考えられてますので、無闇矢鱈に様々なフードを混ぜてしまうと、栄養が偏ったりします。

フクロモモンガは、なんでも食べますが、食べるから体の作りに適しているかといえばそうではありません。ペットフードには嗜好性をあげるための香料や添加物が使われています。本来の消化能力に適していなくても食べてしまいます。(無添加のペットフードもあります。)
実際、フクロモモンガがペットとして普及するにつれ、病気になる子も増えているそうです。
そのほとんどが栄養面からくる疾患のようで、普段の食事に問題があるようです。

どのフードがいいの?

私が昆虫食を基本とするフクロモモンガに最適なフードとして
原材料を比較して選んだものを紹介します。
比較対象
・フクロモモンガ用のフードとして販売されているもの
・流通量のあるもの
判断基準
原材料が明確であり、昆虫食傾向が配慮されていること
・製造元が明確であること
・大手通販サイトで購入可能なもの

おすすめ

おすすめフードNo.1
三晃商会
フクロモモンガフード

引用元:Amazon商品ページ
引用元:三晃商会 商品ページ

三晃商会
フクロモモンガフード

フクロモモンガの野生での食性に基づき製造された安全なフクロモモンガ専用フードです。
第一原材料に動物性タンパク源が使用されており、昆虫食傾向に合わせ昆虫粉を使用してます。不足しがちなカルシウムを効率的に吸収するため理想的なリン・カルシウム比率で配合。本来の食性を考慮し、メイプルシロップやビーポレン(蜂花粉)を使用して栄養バランスを考慮。一般的なペットフードによくある肉骨粉やコーンミールなどは主原料には使用してません。BHAやエトキシキンなどの合成保存料・抗菌剤・抗酸化剤を使用してないので安心して長期使用できます。


おすすめフードNo.2
Mazuri(海外メーカー)
インセクティボアフード(意味:昆虫食の食べ物)

引用元:SBSコーポレーション 商品ページ
引用元:MOI-Treat 商品ページ

Mazuri
インセクティブボアフード
動物園でも使用されている昆虫食動物専用のフードです。
第一原材料に昆虫ではないですが動物性タンパク源を使用しており、ペットフードの中ではフクロモモンガの食性に配慮して使用できるものです。シュリンプやフィッシュなども使われ、栄養面や嗜好性を動物性のもので補っています。
難点としてBHAやエトキシキンなどで保存加工されたものを使用してますので長期間使用はおすすめしません。またフクロモモンガ専用ではないので、これのみの使用ですと栄養面で偏りがあるかもしれません。

ちなみに
調べる中で、違和感や、おやおや?と思った商品を以下に紹介します。

おすすめできないもの

薦めないフード その1
Zicra CORPORATION
Agito フクロモモンガ専用フード オッティモ15
理由①:メーカーホームページでは原材料が公開されていない
理由②:原材料がフクロモモンガの食性に基づいていない

引用元:Zicra 商品ページ

原材料を乗せているサイトがありましたので参考にさせて戴きます。

引用元:SBSコーポレーション 商品ページ


Zicra CORPORATION
Agito フクロモモンガ専用フード オッティモ15
商品説明には栄養をバランスよく配合と書かれてますが、原材料を確認すると動物性タンパク源はこれを見る限り乳製品のみです。この原材料バランスだと草食傾向の強い動物用なのかな?と思いますがフクロモモンガ専用と書かれています。フクロモモンガは昆虫食傾向の強い動物なので果たして適しているのでしょうか?乳製品を食べて鶏肉や昆虫などから摂取するはずのタンパク質は十分なのでしょうか?


薦めないフード その2
イースター株式会社
フクロモモンガセレクション
理由:原材料がフクロモモンガの食性に基づいていない

引用元:イースター株式会社商品ページ


イースター株式会社
フクロモモンガセレクション

第一原材料であるホミニーフィードとはとうもろこしを加工処理する際に出る副産物です。
その他の原材料も疑問があります。よくあるドッグフードなどと変わらないように見えます。
そもそもドッグフードだとしても薦められる原材料ではありませんが。
アピールポイントにローズマリーやカモミールとありますが、そもそもフクロモモンガはハーブを食べません。やはりこちらも原材料を見ると草食傾向の強い動物用フードなのかなと思ってしまい、昆虫食傾向のフクロモモンガの食性に基づいてないように感じます。



薦めないフード その3
NPF(ナチュラルペットフーズ株式会社)
Animal Premium Pack Sugar glider (フクロモモンガ)
理由:原材料がフクロモモンガの食性に基づいていない

引用元:ナチュラルペットフーズ株式会社商品ページ

NPF(ナチュラルペットフーズ株式会社)
Animal Premium Pack Sugar glider (フクロモモンガ)
袋の見た目がしっかりしているので期待しましたが、原材料を見ると主原料は先述のイースター株式会社のものとほとんど変わりません。

最後に

フクロモモンガのフードはたくさんあり、今後も様々なメーカーから発売されることでしょう。
どのメーカーも売れなければ商売になりませんのでCMやポップ、アピールコメントや写真など様々な方法で私たちにイメージを刷り込みます。
しかし実際に食べるのは飼育されているフクロモモンガであり、全ての影響を一身に受けます。
きっかけを与えるのは私たち飼い主ですから、彼らに適したフード選びを心掛けたいところです。
原材料をきちんと確認すればフードの姿がわかるようになってます。
今後、フードを選ぶときには、ぜひ原材料を確認するよう心掛けてみてください。

ー 参考元 ー
日本エキゾチック動物医療センター みわエキゾチック動物病院 様 HP
各フードメーカー 様 HP
各販売店 様 HP

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